和形−53A規格判−入母屋屋根

下記の寸法は、全て屋根面の実寸法で記載してあります。

破風板から袖瓦の出寸法(袖垂れの出)を1寸(30mm)としてあります。

軒瓦の出を2寸3分(70mm)としてあります。


入母屋屋根で並掛瓦仕様の場合
gif Aの長さ=8.75寸の倍数+7.4寸

Bの長さ=8.75寸の倍数

A’の長さ=8.75寸の倍数+7.4寸

A=A’=8.75寸の倍数+7.4寸

箕甲の長さ=C=6〜7寸

箕甲の落ち=D=1寸

(破風の長さが12尺以上の場合、落ちを1.5寸にします)


入母屋屋根で並掛瓦仕様の場合
gif Aの長さ=8.75寸の倍数+7.7寸

Bの長さ=8.75寸の倍数

Cの長さ=8.75寸の倍数+7.4寸


入母屋屋根で並袖瓦仕様の場合
gif Aの長さ=8.75寸の倍数+8.4寸

Bの長さ=8.75寸の倍数+6.7寸

A’の長さ=8.75寸の倍数+8.4寸

A=A’=8.75寸の倍数+8.4寸


入母屋屋根で並袖瓦仕様の場合
gif Aの長さ=8.75寸の倍数+7.7寸

Bの長さ=8.75寸の倍数+7.7寸

Cの長さ=8.75寸の倍数+8.4寸


流れ寸法は全て、7.7寸の倍数にして下さい。

但し、中深桟瓦の場合は、7.1寸の倍数+1.3寸です。


その他の寸法(標準値)

瓦座(軒先の野地板面からの高さ)=1.2寸から1.5寸

破風板の立ち上げ(野地板面からの高さ)=1寸


備考

1:三州瓦を安心してお使い頂くために、屋根勾配とその流れ長さについて、 次のような標準値を定めていますので、ご参考にして下さい (愛知県陶器瓦工業組合ROOFManualより)。

標準屋根勾配 4.0/10 4.5/10 5.0/10 5.5/10 6.0/10
流れ長さ 8m 10m 12m 15m 17m

2:軒先・破風をモルタル仕上げする場合は、モルタル分の寸法(例:1寸) を差し引いてください。

3:桟瓦の利幅・利足には、5厘程度の誤差がありますので、実際にお使い の瓦寸法を計ることをお勧めします。


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